がん治療について
わが国では年々「がん」による死因が増え続け、2017年以降は国民の2人に1人が「がん」に罹り、3人に1人が「がん」で亡くなっている状況となっています。
近年の「がん」治療は多種多様となり、分子生物学やゲノム医学の急速な進歩によって「がん」治療には高度な知識と専門性が求められるようになってきました。
「がん治療認定医」は2007年に発足した制度であり、一定領域の高度な知識および技能を求められる専門医とは異なって、がん領域全般にわたる幅広い基本的な知識を向上させる目的でつくられた資格です。
呼吸器領域の中でも私はアレルギーを専門としておりますが、大学病院では多くの「がん」患者も診る必要がありました。このため、2008年にこの「がん治療認定医」の資格を取ってから5年ごとに更新し続けています。
今週はこの資格を取得してから15年経過した医師だけに贈呈されるピンバッヂが届きましたので、院長ブログに写真をアップしてみました。
大学を離れて開業した後も、今まで培ってきた「がん」診療の知識と経験を患者さんに還元していきたいと考えていますので、肺がんなどが心配な方は気軽にご相談ください。