第10回アレルギー講習会
2024年3月16~17日(土・日)にパシフィコ横浜で開催された「第10回アレルギー講習会」で16日のイブニングシンポジウム2で講演してきました。
第10回アレルギー講習会(会長:あいち小児保健医療総合センター 伊藤浩明先生)では「アレルギー疾患における特異抗体検査の活用法~小児から成人まで~」という内容で講演しました。
座長は大阪はびきの医療センター小児科の亀田誠先生で、前半45分の小児領域を東京慈恵医科大学葛飾医療センター小児科の堀向健太先生(ほむほむ先生)、後半45分の成人領域を私が講演しました。
下記の写真のように中村橋いとう内科クリニックをイメージしたカラーのテキスト&スライドを作成しました。
2023年3月18-19日に大阪国際会議場で開催された第9回アレルギー講習会(会長:近畿大学 佐野博幸先生)では「アレルゲンの全て」というセッションの「アレルゲンの基礎:アレルゲンの検査と評価(ベーシック)」の講演を担当し、下記の写真のように順天堂カラーのテキスト&スライドを作成しました。
この頃は4月からの開業準備と重なって非常に忙しかったことを思い出します。
講演内容について
第9回アレルギー講習会の方は
・アレルゲンとは、アレルゲンコンポーネントとは
・アレルゲン検査の種類と各検査の特徴
・血液検査(血中アレルゲン特異的IgE抗体検査)の測定と評価
・アレルゲンコンポーネントに対する特異的IgE検査
といったことについて解説し、2023年1月に発刊された「レジデント#138 Vol.16 No.1」に記載した内容中心に講演を行いました。
第10回アレルギー講習会の方は
・特異的IgE抗体検査 測定法による違い
・多項目同時測定検査 使用時の注意点
・アスペルギルス特異的IgE Asp f 1活用例
・鳥IgG抗体検査活用例
・成人食物アレルギー診断時のポイント 問診・項目選択のコツ/考慮すべき病態
について解説し、「入り口は簡単、出口は高難度」となるマルチパネルスクリーニング(多項目同時測定検査)に関する注意喚起をしました。
講演終了後
講演終了後に堀向先生と2人で夕食を食べにいき、小児の診療について少し教わる事が出来ました。
堀向先生は「ほむほむ先生の小児アレルギー教室」という本を出版し、SNSのフォロワーが12万人を超える大変有名な先生です。今年の春に助教から講師に昇進することが決まったという話も伺いました。
開業前にほむほむ先生の外来見学を希望する先生が多くなってきたため、最近は依頼を断らざるを得なくなってきたとも言っていたので、2人で話す機会を得る事が出来たのは非常にラッキーでした。
アレルギー専門医 堀向健太オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
蛇足
ほむほむ先生と夕食をして別れた後は、みなとみらい駅から自宅へ向かって電車で帰宅しました。
電車で移動する時間を有効活用して2024年3月1日に急遽した鳥山明先生を偲ぶという目的で開かれたzoom飲み会に途中参加しました。(電車内では他の方の迷惑にならないように飲食はおろか、会話もせずジェスチャーだけで参加していました。しかし帰宅後は一緒にお酒を飲んでいます)
参加者は鳥山明先生に影響を受けた小学校の同級生4人であり、1人は小説家、1人はロボット工学の教授、1人はバンドマン上がりのサラリーマンと進路がバラバラで面白いメンバーでした。
鳥山明先生の作品に影響を受けて小説を書いた友人、ロボットを作った友人のようにはいきませんが、私は影響を受けて絵本やイラストを趣味の延長線で描いています。
特にDr.AIちゃんは「ブラックジャック×Dr.スランプ アラレちゃん×あだ名がAI(あい)ちゃんである我が娘」をイラスト化したものだったりします。