開院1ヶ月半を振り返って
中村橋いとう内科クリニックを開院して1ヶ月半が経ちました。前回のブログで内装が変わったことに触れましたが、この間にレントゲン撮影装置も新しくなりました。
継承前の戸田クリニックではレントゲンフィルムでした。撮影後に現像する必要があったため時間がかかり、出来上がった画像の画質も良くありませんでした。
この為、2023年4月にフィルムからデジタルへと変更しました。4月の時点で変更したのはFPD(Flat Panel Detector)です。これは生体を透過したX線をFPDで受診し、X線を電気信号に変換することによってデジタル化したレントゲン画像を得る装置です。カセッテと呼ばれる板を入れ替える必要やレントゲンフィルムを現像する必要がなく、CR(Computed Radiography)と違って画像を別の機械で読み取る必要もないため、撮影後すぐに画像結果を説明することが出来るようになりました。
また、5月のGW期間中にレントゲン発生装置をFUJIFILMのCLINIX-3に変更しました。FPDとレントゲン発生装置を変えたことで、従来のレントゲン撮影と比較してX線照射量が低減し、照射量を減らしても今までのレントゲンフィルムよりも高画質なレントゲン画像で診療ができるようになりました。
昨今は放射線被ばくについて関心が高まっており、4-5月にレントゲン画像をデジタル化したことで患者さんの不安が少し軽減できるようになったと考えております。中村橋いとう内科クリニックには2人の常勤医師がいるため、肺がん健診もできるようになりました。継承前のクリニックよりも診断の質が向上し、被ばく量も低下しておりますので、肺がん健診をどこで受けるかまだ決まっていない方は当院での健診をご検討ください。