2025年度のインフルエンザ・新型コロナワクチン
先日練馬区医師会から2025年度の季節性インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの補助に関する連絡がありました。
このため、今回の院長ブログは2025年度における上記2つのワクチン接種に関して記載します。
詳細は練馬区のHPをご参照ください
高齢者等を対象とした季節性インフルエンザ予防接種費用の一部助成について:練馬区公式ホームページ
新型コロナワクチンの定期接種について:練馬区公式ホームページ
インフルエンザワクチンに関して
実施期間
2025年10月1日~2026年1月31日です。
補助のある接種対象者
昨年同様に高齢者(①接種日に65歳以上、②接種日に60~64歳で適応となる疾病を持っている方など)、小児(注射用HAワクチンは生後6ヶ月~小学6年生、経鼻生ワクチンは2歳以上~小学6年生)です。
他の22区および武蔵野市、西東京市の乗り入れは高齢者のみ可能となっております。
接種費用
高齢者は自己負担額2,500円です。
小児は 注射用HAワクチンは1回あたり2,000円、経鼻生ワクチンは1回のみ4,000円の補助を受けることができます。
高齢者新型コロナ定期予防接種に関して
実施期間
2025年10月1日~2026年3月31日です。
補助のある接種対象者
①接種日に65歳以上、②接種日に60~64歳で適応となる疾病を持っている方などが対象となります。
接種費用
自己負担額は2,500円です。
昨年同様にインフルエンザと新型コロナワクチンの同時接種は可能です
当院の対応
インフルエンザワクチン
当院は小児科ではないため、経鼻生ワクチン(フルミスト®)の対応は行わない方針とさせて頂きます。
弱毒生ワクチンを点鼻接種するため接種後にインフルエンザを発症してしまうこともあるようです。
点鼻のワクチンを希望される方は小児科を当たって下さい。
インフルエンザワクチンの接種は在庫がある場合は予約なしで当日声をかけて頂いても対応可能です。
新型コロナワクチン
今年練馬区から報告された新型コロナワクチンの単価は15,591円でした。
任意接種の方は全額自己負担となります。当院で接種する場合は端数を繰り上げて15,600円とさせて頂きます。
2025年度の定期接種として使用できる新型コロナワクチンは5種類あり、それぞれ効果・値段・保存期間・接種量などに微妙な違いがあります。
5種類のワクチンの違いについては昨年のブログ参照👇
新型コロナワクチン 2024年秋
特に保存期間や接種量の違いは接種間違いにつながります。
ワクチン接種の際に期限切れのワクチンを接種したり、量を間違えて接種するなど何かしら間違いが見つかると、区から接種を行った医療機関に委託料が支払われなくなります。
一度誤接種と判定されてしまうとワクチン接種の際にかかった費用は患者さんの自己負担分以外は接種した医療機関の負担となります。
昨年当院では1人ずつの個包装されているプレフィルドシリンジの製品を採用したため、患者さんへの接種量に関する間違いは起きていません。
しかし、問診票に0.3mlと記載すべきところを0.5mlと誤記載したケアレスミスが何人か出てしまいました。
悲しいことにこういった誤記載だけでも区からの委託料は支払われなくなります。
自己負担金を2,500円支払った方は約13,000円/人、生活保護の方の場合は約15,600円/人の損失となるため、複数名誤記載が起きてしまうとかなり痛手です。
こういったケアレスミスを防ぐため、当院では新型コロナワクチンは1種類のみを採用する方針としました。
申し訳ありませんが、国産にこだわる方や不活化ワクチンを希望される方は他のクリニックを当たって下さい。
また、忙しいとケアレスミスが発生しやすくなるため、ワクチン接種を行う日は2人体制の診療日(月、火、金、土)のみに事前予約による人数制限を設けて実施する方針とさせて頂きます。
事前の準備も必要であるため、当院での新型コロナワクチンの接種開始時期は早くても10月中旬以降とさせて頂きます。
色々と制限があって申し訳ありませんが、接種を希望される方は受付にてご予約下さい。
