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甲状腺機能低下症

代表的なものに慢性甲状腺炎(橋本病)があります。

本来自分自身を守るはずの免疫が自分自身の甲状腺に反応しておこり、慢性的に炎症を起こし甲状腺の腫れをおこし、甲状腺のホルモンの合成低下を引き起こしてくることがあります。

原因

自己免疫をおこしやすい体質を遺伝的にもっていることに加え、出産、大きなストレス、ヨードの過剰摂取などが加わって発症するといわれております。

 

治療

甲状腺が腫れていても甲状腺機能(ホルモンの値)が正常であれば治療も必要はありません。

ただし将来ホルモン値の低下を引き起こす可能性があるため経過観察をする必要があります。

また甲状腺機能低下症になると

「寒がり」「便秘」「体重増加」「むくみ」「関節痛」などの症状が現れます。

無痛性甲状腺炎といって橋本病の経過中に一過性に甲状腺の炎症が強くなり、甲状腺のホルモン値が高くなることがあり、甲状腺機能亢進症の症状があらわれることもあります。

経過により甲状腺ホルモン値の変動がみられるため定期的に血液検査を行い、経過観察をする必要があります。

甲状腺ホルモン値が低下した場合に甲状腺ホルモン剤を内服します。

体内で作る甲状腺ホルモンと、内服する甲状腺ホルモン剤にはまったく違いはありませんので、必要な量を内服している限り副作用がでることはありません。

甲状腺ホルモンの吸収や代謝に影響をあたえる食品や薬剤がありますので、他内服薬との併用には注意する必要があります。

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