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脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは採血検査で脂質の項目が基準値に入っていない状態のことを言います。

具体的にはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の上昇、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の低下、中性脂肪の上昇があります。

この異常が続くと血管の内側に、ヘドロのようにコレステロールの塊ができ血管が硬くなり、詰まりやすい状況がおこり、「動脈硬化」をひきおこします。

脂質異常の原因としては①体質、遺伝子異常によるものと②内分泌・代謝疾患、腎疾患や肝疾患に増発するものがあります。②の原因として甲状腺機能低下症や、ネフローゼ症候群などによる場合もあり検査を行って鑑別を行います。

生活習慣とは関係なく10-20代のころから脂質異常を示すことがあり、この場合は遺伝的要素が強く、「家族性高コレステロール血症」の場合があります。

 

脂質異常症の治療

生活習慣の改善のため食事療法、運動療法が基本となり、薬物療法が追加される場合もあります。

動脈硬化疾患予防ガイドライン2022 にある「久山町スコア」による動脈硬化疾患発症予測モデルに基づき、将来の心血管イベントの発症リスクがどの程度なのかを考慮し治療方針を決定していきます。

家族歴、心血管疾患の既往や家族歴、喫煙歴、肥満の有無、糖尿病、高血圧などがリスクに関係しており診察でくわしくお話をうかがいます。

メタボが気になる方は下記のリンクもご参照ください

メタボリックシンドローム | 中村橋いとう内科クリニック (itoito-clinic.com)

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