スマホで健康管理
当院が利用している電子カルテは「デジカル」ですが、最近機能が追加されました。
今回は追加された新しい機能について院長ブログを記載します。
スマホに入力した健康情報が電子カルテに共有できる
近年は健康情報を管理できるアプリが複数あります。
しかし、電子カルテとデータ連携できるアプリは今までありませんでした。
2024年12月から患者さんがでデジスマ診察券アプリをダウンロードしてアプリ上での同意をすれば、スマホに記録された(
※2025年1月現在はiPhoneの方のみご利用となります
共有されたヘルスデータは下図の赤枠のように表示されます。
普段の血圧値、心拍数、睡眠時間、活動量(歩数)
細やかなアドバイスをすることで内服している薬の量を減らすことができるかもしれません。
データを共有するには同意が必要であるため、以下のような操作をする必要があります。
データの入力は下記のような手順で行います。
この方法を用いて日々のヘルスケアデータを入力していれば、受診の際に血圧手帳を忘れても大丈夫です。
データを見せるためにスマホをいちいち見せる必要もなくなります。
気が向いたらヘルスケアデータの連携をしてみませんか?
人に勧めてみたものの私は自分のクリニックを受診することができないので実際にどんな感じに連携されるのかを確認していません💦
ピークフロー値もアプリで連携してほしい…
コントロールに難渋する喘息の方に喘息日誌を書いていただくことがあります。
喘息日誌を書くことで患者さん自身が気づいていない増悪因子を見つけることができたり、吸入忘れを防ぐ効果があります。
しかし、喘息日誌は大きいので持参するのは血圧手帳よりもハードルが高くなります。
現時点ではできませんが、呼吸器内科医の私としては更に機能を進化させて喘息患者さんが自宅で測定したピークフロー値を追加できるようになってほしいと願っています。
今回のデータ連携はiPhoneのヘルスケアデータを引用しているので、appleさんが喘息診療の重要性に気付いて追加してくれないとダメかな…